出勤前にブックファーストへ寄ってみたところ、続いていることすら忘れていた「京極堂シリーズ」の新刊が出ているのを発見。一応既刊は全部読破しているので、これも買おう…と思って手を伸ばしたところ、隣に「別冊宝島・ボクたちの好きな京極夏彦」という恥ずかしい本が平積みになっているのを目撃してしまいました。表紙は革手袋をした京極の人形。ああ、恥ッずかしい。
正直、萎えませんか。京極の本を買う人は「非現実的でミステリアス、かつ個性的な世界」に興味を抱いてるんだと思うのですが、いきなり世俗的かつ横並び的かつ没個性なジャパンサブカルチュアを体現する「ボクたちの好きな~」シリーズなんてものをドテンと真横で見せられると、小説自体の値打ちがガクッと下がったような気分になっちゃいますわナ。
…とかいう私も数年前の別冊宝島で京極(ファンの生態)について書いたことがあったりするので、大声では文句を言えないのでありました。ごめんなさい。
しかし買ったはいいものの、連日の生放送ラッシュや次から次へと増える仕事のせいで、まだ3ページくらいしか読んでません。日曜日は競輪もないので、久しぶりにゆっくり読書としゃれ込む予定。しかしこの厚さ、日曜だけで読破できるんでしょうか。
2003年08月28日
書いた人 田中 :
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